外は、白いものに覆われていた。
ビル…ビルだったもの、
道路だったもの、
車だったもの、
信号だったもの、
木だったもの、
家だったもの、
置き去りにされたその全てに白く白く降り積もる。
穴の空いたソファと、毛の縺れた毛布が、僕らの城。
僕らの、全て。
※この作品は携帯小説サイト「フォレストノベル」に投稿した短編小説に
改稿・追加を行ってシナリオ化したものです※
Chara / DL
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